筋肉がついてるのが嫌だから落としたい、、、

2022年1月21日2023年12月28日

　今日は「ふくらはぎの筋肉が付いてるのが嫌だから落としたい」というご相談を受けましたので答えていきたいと思います。

筋肉を付ける＝ムキムキ？

初めにこの質問を受けた時、なぜ筋肉が付くのが嫌かを聞きました。すると返ってきた答えは「足に筋肉がついて太く見えるから」という理由でした。この答えは半分正解で半分間違いです。確かに、足が太く見える理由は「筋肉がついている場合」か「脂肪がついている場合」の可能性が高いです。しかし、筋肉がついて足が太く見える場合は、相当な量のトレーニングが必要となります。このことから、足に筋肉がついて太く見えるということの可能性は低いです。

気にすべきは、「脂肪がついて太く見える場合」です。しかし、ここで足を細くしたい皆さんに悲しいお知らせです。足の脂肪を無くしたいと思った時、足だけの脂肪をなくすという『部分やせ』は不可能ということが分かっています。なので、全身の脂肪を減らしていくという考えになることが必要です。脂肪を減らすための方法などはこちらの記事にて解説しています→ダイエットにいい運動って結局何？

筋肉を落とすことによって起こること

それではふくらはぎの筋肉を落とすとどんなことが起きるのかについて話していきたいと思います。

主に「血液の循環が悪くなりむくみやすくなる」「太りやすい体になる」「転倒しやすくなる」の3つが挙げられます。

　まず、「血液の循環が悪くなりむくみやすくなる」についてです。ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれています。重力によりふくらはぎに流れてきた血液をポンプのようにして上に押し返すという役割があります。その時に重要になってくるのがふくらはぎの筋肉になりますが、ふくらはぎの筋肉を落としてしまうとポンプの役割がうまく機能せずに血液が足に滞ってしまいます。よってむくみという現象が起こりやすくなります。

　このことから、反対にむくみを起こしにくくするためにはふくらはぎの筋肉を活発化させることが重要です。定期的にふくらはぎに力が入るような運動をすることでポンプの役割を助けることができます。

　次に「太りやすい体になる」についてです。筋肉を減らすことは、その人の1日の消費エネルギーを徐々に減らしていく事になります。つまり、筋肉を減らしていくことで

消費カロリー　＜　摂取カロリー

の状態に近づいていきます。「太りやすい体になる」というのは、痩せてきたい方にとっては恐ろしい話ですね。

　最後に「転倒しやすくなる」についてです。筋肉はバランスを取ったり、体を支えるのに大きな役割を果たしています。特にふくらはぎの筋肉はバランス保持にとても重要です。転倒は大きな怪我につながりやすいので、気をつけていきたいものです。